【考察】日本の映画の行く末 日本の映画は文化と共に世界に浸透していく
三度目の殺人を見た
ちょっとよくわからなかったんだ自分の感想が
だからレビューだったり、解説を見たら
監督是枝裕和の話が目に入った。
『君の名は。』は、当たる要素がてんこ盛り。
わかる。
すっごくわかる。
これ限らず、女子高生とタイムスリップという題材からはそろそろ離れないといけない
え、なんで？
なんで当たる要素を盛り込んだらダメなの？
映画なんだから
興行収入を得ることはプロとして必要なことなんじゃないの？
疑問に思い
さらに監督のインタビューを追いかけた
日本の映画業界はどんどん閉じ始めている。海外で取材を受けた時、僕はそう答えるようにしています。良くも悪くも、日本映画は国内のマーケットだけで投資を回収できる可能性がある。なので、海外に出て行こうとする意欲が作り手にも配給会社にもありません。東宝、東映、松竹、角川など日本の大手の映画会社は特にそうです。
そうなると企画が国内で受けるものに特化してくる。この状況に強い危機感を感じます。海外に出て行くことがエライわけでもスゴイわけでもないけれど、40歳以下の若手映画監督の名前を海外で聞くことは、ほとんどありません。このままでは、日本映画自体が世界から忘れ去られてしまう
なるほどそうか。
確かに"君の名は"は
日本で当たる要素がてんこ盛り
な映画だった。
日本の高校生の描写や
言葉、漢字に込められる思い
いろいろあるけど
君の名はのレビューになっちゃうからやめる
とにかく日本の若者向けの映画だったことは間違いない
国内でのみウケる映画だったわけだ
だから
『君の名は。』は、当たる要素がてんこ盛り。
って監督の言うことはわかる。
これ限らず、女子高生とタイムスリップという題材からはそろそろ離れないといけない
っていうのはなんで？
多分、女子高生とタイムスリップの題材に問題があるじゃなく
日本のみでウケるような題材から離れよう
つまり
日本でのみウケる映画を作るのはやめませんか？
的な表現だと思う。
何がいけないのか
映画はエンターテイメントだ
興行収入を手に入れることが一つの指標なんだ
そして監督や製作陣はプロだ
稼げない映画は作り続けることができない
だからマーケティングする
ターゲットを絞って
それにあった商品を展開する
日本の若者をねらってヒットした君の名は
日本国民をねらってヒットしたシンゴジラ
日本独特の文化に関心のある外国人さえもターゲットにしてヒットした千と千尋の神隠し
どれだけ芸術的で素晴らしい表現があったとしても
全く売れてない映画は
アカデミー賞受賞なんてしない
エンターテイメントである以上
見る人がいなければ映画は映画として成り立たない
絵画だって
ゴッホは死後評価された
生前は評価されなかった
なぜなら誰も欲しがらなかったから
世間が変わってやっと芸術として評価された
やっぱり見る人がいなければ
芸術は芸術として成り立たない
だから
日本でのみウケる映画を作ることは
全然、いけないことではないと思うんだ。
その要素が映画を映画たらしめるんだと思う。
このままでは、日本映画自体が世界から忘れ去られてしまう
そうなのかな
君の名は、もシンゴジラも
外国人の日本文化への理解が深まれば
評価はもっと良くなると思う
そして父になる、も確かに
カンヌで受賞されるほど海外でウケている
けど
あくまで日本の文化への理解がある程度あっての評価だと思う
それに海外で売りたいなら
もっと海外向けの映画を作らないと
それがどんなテーマになるのかはわからないけどね
いろいろ書いたけど
言いたいのは
世界で売りたきゃ
トランスフォーマーを見習いなさい
あんなストーリーもへったくれもない映画でも
売れるんだ
エンターテイメントとしては最高の作品だよ
中身はないけど
