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【映画感想レビュー・ネタバレあり】SAYURI 大人向け和風シンデレラストーリー 

 

SAYURI [Blu-ray]

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基本情報

 

監督:ロブ・マーシャル 

   代表作:「シカゴ」

       「パイレーツオブカリビアン 生命の泉」

主演:チャン・ツィー

原作:アーサー・ゴールデン作 小説「さゆり」

公開時期:2005年10月

ジャンル:ラブロマンス

受賞歴:第78回アカデミー賞で6部門ノミネート、3部門受賞

    ※本年の最多受賞タイ

スティーブン・スピルバーグも製作に関わっている

 

 


アメリカ映画「SAYURI」予告編 チャン・ツィイー主演

 

アメリカ人の考えるゲイシャ・ムービー

キャスティングにはブーイングがあった主演が日本人ではないことからだそうだ。

 

 

友人に紹介されてDVDを借りて視聴

他におすすめした男たちには不評だったみたい(笑)

だから「そんなに期待しないで見てね」って言われてたので

 

かるーい気持ちで視聴しました。

 

 

 

ネタバレあり

 

 

1分でわかるストーリー

 

泣く泣く親から別々の芸者屋に身売りされたサチ姉妹。

姉との逃亡は失敗に終わり、多額の借金を背負わされ女中として使われる毎日

だがとある紳士と出会いに心奪われる

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芸者となりその紳士とお近づきになることを心に決め、

運良く他の芸者の家に見初められ猛特訓の後に芸者デビュー

先輩にいじめられるも屈せず、運命の人に再開

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だが芸者としてのさだめに放浪され、その上敗戦やらなんやらあってその運命の人以外の人との縁談が進む。

破談の策を講ずるも失敗しついに結納の日。

しかし現れたあの紳士

いつかあったあの少女だと覚えていたその紳士は本当の気持ちを明かす。

 

二人は結ばれ、少女の儚い思いはついに果たされるのであった。

 

 

 

 

感想・レビュー

 

 

和風シンデレラストーリー

女性が好きだろうストーリー

ディズニーが好きだった大人な女性が好みそうな感じかな

 

エンタメではなく芸術作品

 

 正直友人の言う通り女性向けって聞いてたから

あまり期待しないで見てたけど

かなり満足!!

男性には伝わりにくいと思うけど、

 

  

ストーリー

 

身分の差で伝えられない恋

もどかしさと芸者の宿命

 

芸者とはこういうものだった伝えてる稽古のシーンはなるほどなぁって説得力があった

遊女とは違う世界を教えてくれた

 

敗戦後とかの後半はかなり走ってて

アメリカ人介入からはちょっとだるかったけど

最終的にはハッピーエンドで安心

 

 

駆け足な部分は多数あったけど

それ以上に

会長とさゆりの運命の恋の物語がしっとりと心に響いた

 

本当にいいラブストーリーだった。

 

魅力的な登場人物

 

渡辺謙がひたすらかっこいい

あんな紳士いねーよ(笑) 

そら惚れるわ

子供を救う優しさがあり、友情や義理に厚くて

仕事もできるイケメン

 

 

さち・さゆりは

シンデレラみたいな気高さと運命の人を思い続ける

 

まさに正統派ヒロイン

 

 

個人的に初桃が人間らしくて好き

逃げられたのに、のセリフには自分まで芸者のさだめに翻弄されていることが滲み出ている

本当に好きな人がいるのに結ばれない芸者のさだめ

なのに運命の人に恋い焦がれるサユリに嫉妬してたのかな

最後の追放シーンの哀愁漂う背中は悲しかった。

サチには悪人だったけど純粋な悪人ではない、芸者の運命に翻弄された

 

役所広司がおかぼが少し哀れ

二人ともいい人ではあったからこそつらい

憎めない人だからこそ悲恋 

 

 

 

あと、日本描写がイマイチらしいが気にならんし気にすんな!

芸者の世界とか知らねーからな!(笑)

  

 

その他

 

雪降る舞台での舞は震えた

何が良かったのかうまく表現できないけど

目が釘付けになった

まさに渡辺謙の拍手の仕方が自分と重なった。

あんなイケメンじゃねーけど・・・・

 

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フォトギャラリー - SAYURI - 作品 - Yahoo!映画

あんなイケメン紳士になりたい・・・

今だと事案かな(笑)